昨日、沖縄は梅雨明けが発表され、
夏本番に入りましたが、
関西はまだまだ梅雨真っ盛り。
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湿度の高いじめじめした日々が続いています。
なんとなく気分もすぐれないこの時期のお楽しみは梅!
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梅雨から厳しい夏を乗り越えるための
私の必須アイテムは自家製の梅干しと梅ジュースです。
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今年も実った梅の実を採取して仕込みます。
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梅は古くから民間薬のように利用されていて、
平安時代に記された日本最古の医学書『医心方』には
「梅は三毒を断つ」という言葉が掲載されています。
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三毒とは、
水毒(体内の水分の汚れ)
食毒(食生活による体内の乱れ)
血毒(血液の汚れ)
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その他
平安時代、都で疫病が流行った時、
時の村上天皇は
梅と昆布を入れたお茶で
自分の病気だけではなく
民衆を救ったという言い伝えがあったり、
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「梅はその日の難逃れ」ということわざもあります。
朝出かける前に梅干を食べると
その日は厄災から免れるといわれていたそうです。
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何だか万能薬のようですが、
現代の科学的な目線で、
梅にはどんな効果があるのか
見ていきたいと思います。
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1、抗菌・抗ウイルス作用
最近は抗菌シートなるものが存在しますが
「夏場のお弁当は痛みやすいから、梅干しを入れるといい」という
おばあちゃんの知恵袋をバカにしてはいけません。
市販のお弁当に必ずと言っていいほど梅干しが入っているのは
抗菌も目的のひとつです。
この梅の抗菌作用は、クエン酸の働きによるものです。
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2、疲労回復
梅に含まれるクエン酸は、疲労回復にも効果があると言われています。
疲労の原因である乳酸を身体の外に出してくれますし
ポリフェノールにも抗疲労物質があることがわかってきました。
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3、食欲増進
梅干しは見るだけで唾液が出てきますが、
唾液の分泌は食欲を促す働きがあります。
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4.腸内環境を整える
梅には植物性乳酸菌が含まれているので、
腸内環境を整え、便秘予防にもなります。
腸がきれいになった結果として、
肥満、糖尿病予防、免疫力アップ、
抗アレルギー効果などの効果も期待されます。
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5.血圧の上昇を抑える
梅干しに含まれるカリウムは、
血圧の上昇を抑え、
動脈硬化や高血圧を予防する働きがあります。
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5、骨を丈夫にする
梅に含まれるクエン酸には、
カルシウムの吸収を促進する効果があるので、
骨粗しょう症の予防も期待できます。
梅干しとともに鰹節や小魚をいただくと
いいですね。
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6、血をサラサラにする
梅干しはアルカリ性食品です。
人間の身体は弱アルカリ性が健康な状態なので、
酸性に偏った身体を中和し、
血液やリンパの流れの改善や
免疫力アップをサポートしてくれます。
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7、抗酸化作用がある
梅干しに含まれるフィトケミカル
ポリフェノールの一種である梅リグナンやリオニレシノール、
カテキン酸は抗酸化作用がある物質。
老化や病気の原因にもなる活性酸素を取り除いてくれます。
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8.インフルエンザ予防になる
最近では梅酢に含まれるポリフェノールに
インフルエンザなどのウイルス増殖抑制作用があると言われています。
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このように梅にはたくさんの効果効能があります。
梅干しとおみそ汁を毎日食べていれば、
病気にならないと言われるのも納得します。
ただし、これは、本物の梅干しを摂ることが大切。
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市販の梅干しは、精製塩を使っていたり
添加物がたくさん入っているものもありますので、
裏の表示を見てお選びください。
昔ながらの自然塩でつけたしょっぱい梅干しがお勧めです。
一番いいのは地元の梅を採って、
自分で漬けるのがお勧めです。
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「身土不二」
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自分の生まれ育ったところの作物が
1番自分の身体に合っていると言われますので、
地元野菜を販売している産直のお店などを
利用されるといいですね。
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梅干しの作り方はネットにたくさん上がっていますし
それほど手間はかかりませんから、お休みの日などに
仕込まれてはいかがでしょうか?
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少し話が変わりますが、
私が採らせてもらった梅の実は
数年前まで地元の農家さんが管理していたので、
採ることができず、
実が熟して落ちるのをただ見ているだけでした。
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他人のものだから、採っちゃダメ。
これが社会のルールです。
もちろん社会の秩序を守るために大切な決まりです。
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ですが、農業に携わっている友人が
管理をするようになって
広く開放してくれるので、
おかげで毎年自然農の梅を新鮮な状態で
手に入れることができるようになりました。
ありがたいことです。
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これからの時代、自然の産物を分け合うって
とても大切だと思っています。
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近くの公園にも、今、たくさんヤマモモの実が成っていて
熟して落ちて踏まれて、公園のグランドが汚れています。
誰かが行政にクレームを言ったら、このご時世、
この木は切られる運命になるんじゃないかと危惧しています。
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銀杏が落ちて臭いというのが理由のひとつになっている
街路樹のイチョウのように・・・
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公園の木の実は勝手に採ってはいけないことになっていますが
ヤマモモはジャムにしたらとてもおいしい果実。
通るたびにもったいないなぁと感じています。
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私のように、公園の木を見て、食料がムダになっていると
考えている人なんていないのでしょうね(笑)
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食糧難がうたわれている昨今、
身体に影響があるかもしれないこおろぎを
食べようと国が動いていますが、
山に行くと山菜がありますし、
雑草と呼ばれる中にも
食べることのできる野草がたくさんあります。
自然の中には私たちの知らない食べるとおいしいものが
たくさんあるのだから
もっとそういう知恵を身につけ
活用するといいと思います。
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春にはヨモギやたんぽぽ、
カラスノエンドウのてんぷらを食べました。
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どこにでもある野草。
食べれるなんて知りませんでした。
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冬野菜から春野菜に切り替わる野菜の少ない時期に
野草は元気に育ってきます。
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昔の日本では、季節季節を楽しむことで、
豊かな暮らしができていました。
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今や人工的な食品に囲まれ
その習慣は消えてしまいそうですが
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小さなことからでもいいので、
自然の中の豊かさを
感じていただけたらうれしいです。
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そのきっかけになるようにと
都市型農業を推進する
AgriPouther®シリーズは立ち上がりました。
都市にいながらも
自然を身近に感じることができるようにと
願いを込めて・・・
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お店で梅を見つけたら、
ぜひ梅干しを仕込んでみてくださいね♪
高温多湿の毎日ですが、健やかにお過ごしくださいませ。