季節の食養生~SUMMER~

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早い夏が始まりました。史上最速の梅雨明け。

例年1か月半ほどの梅雨の期間が

なんと今年は2週間前後と驚くほど短い。

異常気象。例を見ない。観測史上初。

こんな言葉にも驚かなくなってきました。

先日ふと気づいたのですが、多少期間がずれたとしても、

いつも梅雨明けと共に蝉の声が聞こえ始めます。

ですが、今年は全く蝉の声を耳にしません。

地上に出る準備がまだできていないのでしょうか?

土の中で「え?もう出なくちゃいけないの?」と

慌てているのかもしれせん。

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厳しい夏の始まり。水不足・電力不足・熱中症・・・

様々な問題が浮上してきて、

考えるだけでバテてしまいそうですが・・・

今日は夏を乗り切るための食について書いてみたいと思います。

(以前、春の食養生についても書きました。)

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最近、スーパーには年中いろんな野菜が並んでいて、

旬の意識が薄らいできていますが、

みなさんどれが夏が旬の野菜か、おわかりになりますでしょうか?

きゅうり

トマト

なす

キャベツ

人参

さつまいも

かぼちゃ

とうもろこし

すいか

冬瓜

夏野菜は、いくつありましたか?

簡単にうんちくをお伝えすると・・・

トマトはもちろん夏野菜ですが、

実は、最も旬と言えるのは春から初夏の時期と秋。

小学生の栽培日記に

最近はミニトマトを扱うことが多いと思いますが、

実は猛暑になるとトマトの収穫量は減少するし、

実が割れたり、硬くなったり、味も落ちます。

これは栽培し始めてから初めて知りました。

経験大事です(笑)

キャベツは冬が旬の寒玉キャベツ、

春に収穫される葉のやわらかい春玉。

夏に高冷地で収穫される高原キャベツと、

地域や品種によって旬が異なります。

ニンジンは秋から冬が旬。

通年産地を代えながら出荷されています。

うちの畑でも今育ってきていますが、

秋から冬にかけてのニンジンが、

甘味や栄養成分から見ると最もおいしい時期なので、

旬は秋冬と言うことになります。

さつまいもの収穫は8月ごろから始まり11月くらいまで。

採れたてより2~3ヶ月貯蔵して、

余分な水分を逃がしてからのほうが甘みが増してホクホクとした

美味しいお芋になるので、旬は10月~1月頃となります。

かぼちゃの旬は秋から冬にかけて。

今の時期から収穫は始まりますが、

2~3ヶ月貯蔵した頃が水分が抜けて食べ頃となります。

冬至にカボチャを食べるのも理にかなっていますね。

冬瓜は、冬という漢字が入っていますが、夏野菜です。

貯蔵性が高く、夏に収穫して冬まで持つという意味だそうですが、

実際そこまでは持ちません。

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ハウス栽培における温度管理や貯蔵技術の進歩、

海外からの輸入などのおかげで、

年中いろんなお野菜をいただけますが、

やはり旬のものを摂ることには多くのメリットがあります。

まず、旬の食材は、ほかの季節と比べて栄養分が豊富で美味しい。

そして、その季節に体が必要とする成分が含まれていることが多い。

たとえば、スイカ。暑い夏には欠かせません。

アイスクリームやかき氷を食べるのもいいかもしれませんが、

身体を冷やしすぎたり、添加物も気になるところです。

スイカの食効として

 ・リコピン(トマトと比べて1.5倍 )

活性酸素除去、シミやシワの予防。

血糖値を下げたり、動脈硬化症予防などの効果が期待できます。

・マンノシダーゼ(糖質分解酵素)

ダイエット効果や糖尿病の予防が期待されます。

・カリウム

疲労回復や利尿作用がある成分。むくみ改善効果も期待。

・シトルリン

スイカから発見された栄養素で、アミノ酸の一種。

抗酸化作用や血管を拡張させ

血流を改善する効果が期待されます。

果肉にも含まれていますが、

特に皮の部分に多く含まれていますので、

むくみが気になる方は

皮の白い部分をサラダやお漬物にするのがお勧めです。

・β-カロテン

強い抗酸化作用。

・ビタミンC

体内でコラーゲンの生成に関与。抗酸化ビタミンのひとつ。

スイカって水分補給だけではありません。

夏の身体を元気にしてくれるありがたい栄養たっぷりのお野菜です。

(ちなみにスイカは分類上、野菜です)

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旬のお野菜を摂るのは健康面だけのメリットではありません。

旬のお野菜や果物は何といっても価格が安く、お財布にやさしい。

そして、それは地球にもやさしいのです。

旬の野菜は生産量が多く、ほかの季節よりも価格が安い。

季節に合っているから収穫もしやすい。

ハウス栽培や長期貯蔵には温度管理が必要で、電気を使用します。

そして、海外や遠方から輸送する場合も資源を多く使います。

日本は食糧自給率が40%に満たないため、

海外輸入に多く頼っていますが、

サステイナブルな生活を考えても、

旬のものをいただくことと土地のものをいただくのが

大切ですね。

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人工的なものではなく、できる限り自然に沿ったものを食べる。

そのためにも、このコラムをきっかけに

「旬」に意識を向けていただけるとうれしいです。

さらに言えば、ぜひご自身で経験していただきたい。

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