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皆さんこんにちは。
10月からスタートした、フードロスゼロチャレンジデイズ。
H2Oリテイリングさんを中心に、川西市において、市長をはじめ産学官民で取り組んできた今回のプロジェクト。
フードロスをゼロにしていこうという目標を掲げての、今回のチャレンジ期間。
家庭から出た生ゴミを微生物の力を借りてコンポストバッグで資源に変え堆肥化したものを、川西市の緑化へ寄贈する贈呈式が12月10日キセラ川西プラザ 花と緑の広場にて執り行われました。
この日を迎えるまでに、コンポストの使用方法を含めたワークショップやオンライン配信、今の日本の課題や
現状、浮き彫りになる課題の解決に向けた取り組みをモニターの方々とも共有しながら進めてまいりました。
3週間の生ゴミ投入期間は、投入量の計測や写真撮りをして報告を上げていただくという、
何とも手間のかかることを日々やっていただきながら、投入期間を過ごしていただきました。
仕事で遅くに帰宅された後報告をしてくださった方、子どもさんが寝静まった後や家族の誰よりも早起きしてコンポストを混ぜてくださった方、介護中で唯一コンポストを混ぜる時間が自分のホッとする時間になった方、
モニターになったものの当初は家族から同意を得られず寂しくスタートした方、でも終わる頃になってコンポスト投入用の生ゴミをそっと置いてくださっていたり。
そんな38名の方々の38通りのエピソードがあります。
自宅でコンポストをやるというのが初めての方も多く、本当に大丈夫なのかな〜、出来るかなぁ〜、三日坊主の私は大丈夫なのか?などなど、
様々な不安を抱えながらのスタートの方も多かったことでしょう。
しかし、実際に日々やっていただくと、まるでペットを飼っているような気持ちになる方や、
買い物をする段階から余らせないようにお買い物をしようという意識変化に気づかれたり、ゴミ出しの重さに衝撃を受けたり、生ゴミが出なくなった分プラゴミがこんなにもあるんだと改めてびっくりする方、過剰包装への違和感などなど、様々な気持ちの変化を感じておられました。
そして、向かえた贈呈式。
市長さんをはじめ、予想以上に多くの方が参加してくださいました。
それぞれお持ちいただいた堆肥を花壇の中に混ぜ込み土とミックスして、皆さんの手でお花を植え込み花壇を完成させました。
今まで、このスペースは少しさみしくなっていましたが、パッと華やかになり広場が明るくなりました。
何よりも、参加してくださった方々が「私の堆肥、大丈夫かな?」「へーーそういう感じなんですね〜」「今度はもう少し細かくしてから入れてみようかな」
などなど、共に一つの目標に向かってチャレンジしたという共有が、コミュニケーションとなりその場が和み、笑顔があふれとても温かい空気が漂っていました。
川西市の越田市長もご自宅での様子や日常の生活の中での気づきなどをお話しくださり、参加者の方々も共感された方も多かったのではないかと感じました。
今回の取り組みは、普段捨てていたゴミが資源に変わっていく様子をリアルに見ることができ、またそれを実際に土に混ぜることで資源として活きはじめていくところを、共に体験出来たことは大きな成果ではないかと思っています。
そして、3週間で実に約140キロもの生ゴミが資源に変わったと数字で可視化出来たことも今回の成果ではないでしょうか。
開発までに約3年、AgriPoucher®︎を発売開始してから10ヶ月。
今の日本の課題解決になると本気で思って作ったアグリポーチャーコンポストとアグリポーチャーシリーズ。
今回、このようなプロジェクトに共に関わらせていただきましたこと、心から感謝しております。
H2Oリテイリングサスティナビリティ推進部の皆さんのお人柄と素晴らしいチームワークにも多くを学ばせていただきました。
川西市をはじめとする、今回のプロジェクトの関係者の皆様、参加者の皆様、この場をお借りしましてお礼を申し上げたいと思います。
そして、これで完結ではなく、正にここから始まるプロジェクトでありこの取り組みが更に多くの方に広がり、より多くの地域へ広がりますよう、共に進んでいきたいと思っています。