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先日、5日間の日程で九州方面へ行ってまいりました。都市型農業のアグリポーチャーに多くのヒントをいただいた訪問になりました。


熊本市の市街地にある桜町バスターミナルの上にある桜町ガーデン。

各フロアにテラスが設けられており、そこでは、様々な活用が見て取れました。宿題をする学生さん、数人で何やら楽しそうに相談している高校生。PCで仕事中のような方、本を読む人、おしゃべりを楽しむ人、小さな子どもさん連れのグループ。年代も様々、其々がお気に入りの場所があるようでした。秋の訪れと共に樹木も色づき、四季の移ろいが近くで感じられる空間になっています。屋上庭園では高校生の男の子達が鬼ごっこをし、その目線の先には熊本城が聳え立っていました。


博多駅屋上つばめの杜広場

福岡は街中近くに空港がある為か、博多駅周辺には高層マンションなども無く、屋上に上がると市内が一望できます。そしてこの屋上には、なんと小さな農園があり、実際に稲刈りを待つ稲穂の姿もありました。ブロッコリーにカリフラワー、かぶ、マコモダケ、コールラビ、菜葉類etc.省スペースながらもそこには畑と田んぼが存在しました。ブロッコリーや葉物野菜が布製のポットで育てられていました。屋上ということもあり陽の光は燦々と降り注ぎ、都会で作物を育てるには最高の場所のように感じました。塀にはあけびがつるを伸ばして実をつけ、食べ頃を向かえています。最近では田舎でもあまり見かけなくなったあけび。こんな所で見るとは驚きでした。田んぼの中には実った稲穂の間にスズメの姿が。畑の水やりにも使える手水所では、小さな男の子がずっと水遊びをし、その周りで子どもを遊ばせているママ友グループが何組もいらっしゃいました。テイクアウトのランチを楽しむ老夫婦、お喋りに花を咲かす女子会、家族連れののランチタイムや、観光客、デートスポットにもなっているのでしょうね。


アクロス福岡ステップガーデン

階段式になった庭が森と仮しビル全体が山のようです。設立当初は、外来種も含め様ざまな樹々が植えてあったそうですが、現在は風や鳥が運んできたタネなどにより、より自然に近い形で新しい木々も増えているそうです。開設時に76樹種3万7000本の植物が、25年を経過した時には約120樹種5万本を超えるまでになっているとのこと。元々の人工土壌に腐葉土が堆積し、水分を蓄え、地下のタンクに雨水を溜めて散水するシステムもほとんど使わずに済んでいるとは、本当に自然の山のようですね。ここには、イカル・シジュウカラ・ムクドリ・ホウジロ等、その種類は都会の中とは思えない数です。鳥や虫が集まり、微生物が働き、長い時間を経て、自然の野山に近づいて行っているのでしょう。

今回の各地の訪問で、緑の素晴らしさを再確認させていただくことができました。

車を走らせ森林浴に出かけるのも勿論良いですが、都会のビルの間にこんな癒しの場所があることで心が落ち着き気持ちが豊かになります。一歩足を踏み入れると風が変わり、深呼吸すると自分を取り巻く空気が変わったことに更に気づきます。疲れた目や脳、全身に新鮮な空気を取り入れることで身体中に酸素が運ばれます。植物が放つ天然のアロマ成分で気持ちもリラックスでき、リフレッシュできます。そしてそこへ人々が集いコミュニティができます。

このような取り組みが、各地で起こるとどんなに素晴らしい環境になっていくのだろうと思います。自然環境だけではなく、私達人間のメンタル面も含めて素晴らしい社会になっていくのではないでしょうか。それは、樹木だけではなく、そこに作物を育てることをプラスしていけたら更に相乗効果は高まると感じました。
私たち地球LaboのAgriPoucher®︎(アグリポーチャー)都市型農業の提案では、このような屋上の活用や、省スペースでも作物を育てることをご提案しています。この広がりが身近な環境を変え、社会を変え、地球環境も変えていくと確信しています。そしてそれが波及効果となり、私たち人間の精神面にも影響を与えそれが家庭で、学校で、職場で、社会で、大きな変化をもたらすと思っています。更に、私たちの食生活が変わり健康面にも変化をもたらし、その広がりが地球の健康につながっていると考えています。


熊本では、地震から5年半復興の半ばの熊本城がありました。あの勇ましいお城は少しずつ蘇ってきていました。

ビルの緑化からも人々の希望と前向きなエネルギーを感じました。そして、私たち人間は、緑から自然から大きな力と希望をいただいているのだと思いました。

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