『暑さ寒さも彼岸まで』とよく言われますが、ほんとその通りだなと感じる今日この頃です。
日本には、四季があり無数の動植物が暮らしています。
自宅の庭には、冬の時期に土の中でじっとしていた昆虫が様子を伺うかのように少しづつ地上に出始めてきました。
南の暖かい地域に居た鳥たちも十日ほど前に自宅の周りに帰ってきて、春の訪れを祝うかのように音色を響かせています。
世界中の中で、ここまで四季があり、季節ごとに多種多様な植物や野菜、果物、が味わえるのは国や地域は、他にないと言われています。
だからこそ、この自然豊かな大地を未来に繋げていくことが大切だと思っています。
今回は、土壌の健康が人の健康に繋がることについてお話ししたいと思います。
Question
母親のお腹の中で、新しい生命が宿ったとき、胎児は、どの臓器から出来ていくでしょうか?
この質問をすると脳からできるのかな?目かな?などよく言われますが、答えは『腸』からできます。
私たちの身体は、食べ物からできています。
多くの栄養は、腸で吸収され全身に運ばれて行きます。
千島学説によると血液も腸から作られると言われています。
千島学説とは、生物学者 千島喜久男博士が、1963年から提唱した学説です。
千島学説の特徴として、現代医学の常識とは全く異なる学説であります。
そのため、千島喜久男博士の考え方を容認すると、現代医学が成り立たなくなってしまうため、学会からは黙殺・敬遠・タブーとされてきました。
2018年にコロンビア大学の研究で、血球は腸でも生成されることが分りましたから、
5年10年後には、現代医学の常識も変わるかもしれませんね。
腸内には細菌がおよそ1000種類、100兆個も生息していることが知られています。
腸の中だけでも、計り知れない数の細菌が働いてくれているんですね。
腸の中以外にも皮膚には、無数の常在菌がウイルスや菌などから身体を守るために共存しています。
アルコールや次亜塩素酸系消毒を頻繁にされている人は、大切な常在菌までも消毒しています。
これは、消毒液だけでなく温水便座でも同じことが言えます。
このお話は、長くなるのでまたの機会に。
私たちの腸内に住む細菌と土壌に住む細菌は、同じだと言われています。
野菜は、土から栄養を吸収して育ちます。
お百姓さんが収穫した野菜を、私達は八百屋さんやスーパーで買い、サラダや調理をして食します。
野菜には、土の中に住む細菌も含まれていますから、私たちは野菜を食べると同時に土壌の細菌も食べていることになります。
腸内細菌は、生命活動、健康や美容に最も重要な役割をしています。
わかりやすい話し、一本何万円もする美容液をお肌のため美容のために使う前に、腸内細菌に投資をした方が、実はとても効果的なんです。お肌は腸のバロメーターと言いますが、腸内環境のバランスの良い人はお肌が綺麗です。いくら高級美容液を塗りたくっても、腸が喜ぶ食生活をしていなければ、健康なお肌にはならないのです。
腸内環境や便秘気味なので、毎日ヨーグルトを食べていますという方がいますが、日本には昔から発酵食品が沢山あります。ヨーグルトや腸に届く○○菌を食べるよりも、糠漬けや麹を食した方が良いと思います。
乳製品が大好きな方は、毎日ではなく時々乳製品にするのも良いかもですね。
腸内細菌のバランスと活性化は、健康な身体づくりに繋がり、未病・予防の観点からもとても大切だと専門家は話しています。
私たちはが毎日食べるお野菜は、多くが畑で育ちます。
戦後、化成肥料や農薬の普及が進み、害虫対策や収量を上げるためなどに、大量の薬品が使われてきました。
その結果、土壌の微生物が薬品により少なくなり、土が痩せ細り、化成肥料無しでは、野菜を育てることができない畑も多く出てきています。
野菜を育てる上で、窒素・リン酸・カリが必要になります。
本来は、太陽の恵み・雨の恵み・風の恵み・、大地の恵みの中、微生物やミミズなどが栄養たっぷりの土壌をつくってくれます。
痩せ細ってしまった畑は、栄養失調状態ですから、化成肥料を与えて野菜を作ります。
化成肥料は、野菜を育てる上で、とても便利な側面を持っていますが、使えば使うほど、死の土壌になっていくのです。
では、毎日の食生活でお菓子やジュース、食品添加物、インスタント食品だけを食べ続けたら、身体はどうなるでしょうか?
以前、大手ハンバーガーチェーンのハンバーガーだけを、何日食べ続けることができるかにチャレンジした人がいましたが、途中で体調を崩しドクターストップで中止になりました。
腸内細菌が喜ぶ食事をしなければ、私達人間は不健康になってしまうと言うことがわかります。
土壌も同じように、便利性のため化成肥料や農薬を使い続けることは、土壌が不健康になります。
私たちの腸内細菌は、土壌細菌と同じと言われていますから、野菜がどんな畑でどのように育ったかでも
食事を通して、腸内細菌のバランスと健康にも影響されると言われています。
都市に住む人々は、意識しないと土に触れる機会がほとんどありません。
街中は、アスファルトで埋めつくされています。
実は、土に触ることは、心身共にとても大切なことなのです。
土に触ることでストレスが軽減されたり、デトックス効果もあります。
昔、フグの毒を除去せずに食べてしまった人は、直ぐに土を掘って首から下を土に埋めて土に解毒してもらっていたそうです。
都市に住む人は、コンクリートに囲まれ、大地から離れた場所で生活をしています。
そして、数多くの電波を出す家電や通信にも囲まれています。
人の体は電気を通しやすく、さらに携帯電話や電化製品が発する電磁波の中で生活しているため、体内は“帯電した状態”になってしまっています。冬に手が金属に触れたとき、電気ショックが走ることがあるのは、このためです。また、血液の流れの中でも静電気は発生します。
この体内に溜まった有害な静電気が排出され、同時に地中からの自由電子が取り込まれることで恒常性が正常化し、免疫機能が促進します。 逆に言えば、静電気が排出されないことで流れが滞り、さまざまな不調の要因にもなりかねないのです。 電磁波除去や防止の考え方とは少し異なり、大地のエネルギーに触れることにより、好循環の流れができあがり、血流の流れが改善したり、自律神経やホルモンバランスが整う、ということに繋がります。
本来であれば、人や動物は裸足で大地に接地して、体と地球との間で通電が確保された状態でいることが、正しい生態の一環。しかし、現代人はアスファルトやコンクリート、合成カーペットの上を、電気を通さないゴムを使った靴を履いて過ごしています。その昔は自然と放電できていたのが、意識して行わないとできない状況になってしまったのです。
地球Laboが提案させて頂いているAgriPoucher®︎(アグリポーチャー)は、マンションのベランダや屋上で、
化成肥料や牛糞・鶏糞を使わずに安心元氣やさいを育てることができます。
たくさんの微生物の力を借りて、家庭から出る生ゴミを分解発酵し、土の栄養に変えるAgriPoucher®︎コンポストは、微生物の凄さや生命の素晴らしさを間近に感じることができます。
地球もわたしも心地いい都市型農業AgriPoucher®︎の広がりは、都市に蝶々や小鳥が遊びにくるような人と自然の共生を生み出しいくことと信じています。