江戸時代に学ぶエコな日本人

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あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年も地球Laboジャーナル、始まりました!


さて、私が近年愛用しているものの一つに、湯たんぽがあります。シンプルに熱いお湯を入れて布団の中に入れておく。すると、朝まで十分あったかいのです(o^^o)エコで優れものでとても気に入っています。プラス、ディレカのお湯なので、本当に冷めにくいのです!(それはさておき)


ところで、江戸時代の日本人は今よりエコな循環生活を送っていたというのは皆さんご存知でしょうか?

鎖国をしていたこの時代は、今のように海外からのものも入ってきませんので、あるものを工夫し、知恵を出し合い暮らしていたということのようです。現代でも見本になるような、化石燃料に頼らずに生きるための知恵と経験が詰まっています。

その中で、現代にも通づるものの一つが風呂敷でしょうか。レジ袋有料により、エコバッグも私達の暮らしに随分浸透してきました。使わない時は小さく畳んでバッグの中に入れておくことができ場所も取りません。風呂敷も形や大きさに関係なく、包んだり結んでバッグにしたり多種多様な使い方ができるので、見直されるようになりましたね。


そして、注目したいのが、植物の活用法です。
まず、藁(わら)。江戸時代の稲作では、収穫した藁の20%を日用品作りに、約50%を堆肥に、残りの30%を燃料その他に充てていました。収穫した分を100%活用していたということです。

日除け用の編笠、雨具用の蓑(みの)、草履(ぞうり)などの『衣』米俵、鍋つかみ、釜敷きなどの台所用、わらづと納豆作りなどの『食』草屋根、畳、土壁の材料などの『住』。現代では、藁をペレット加工し燃料や土壌改良剤として使用できるようにするなど、現代ならではの循環も生み出されているようです。


そして、電気のない江戸時代の灯りといえば、小皿に注いだ油に火を灯すのが主流でした。一つは『行灯(あんどん)』です。

この行灯用の油には、ごま油、えごま油、菜種油、綿実油などの植物油が主に利用されていました。他には、イワシ、クジラ、サンマなどの魚油も利用されていたということです。


ドイツの医師・博物学者ケンペル(1651~1716)は1690~92まで日本に滞在した際、長崎から江戸までの街道での見聞として、『百姓が毎日落ちてくる松葉や松笠を焚き物として集め多くの土地で見られる薪不足を補っている』と報告しています。


次に衣類ですが、現代も古着屋は多く見られますが、江戸時代はかなり多かったようで市場に出回っている着物の大半は古着だったようです。端切れなども扱っていたので、襟や裏地などに縫い付けて個性を出したりリメイクしたり、帯や小物を組み合わせて変化をつけお洒落に着回していたようです。まるでアップサイクルですね。

擦り切れが目立つようになればおむつや雑巾として、リサイクルされ、ボロボロになるまで使い切り、その後はかまどや風呂釜などの燃料にも使われ、燃やし尽くされた灰は、農業、酒造、陶器作りに利用されるなど現界まで使い切りました。


また、江戸時代では修理屋さんがとても発達しており、何かが壊れたら専門の修理屋まで持っていき修理してもらい、また使えなくなるまで使い込むというのが常識だったようです。


現代社会は本当に便利になり物も溢れ、壊れたら新品を買う方がかえって安くあがります。江戸時代のような暮らしというのは難しいかもしれませんが、例えば棄てる前の衣類を油拭き用に使用するなど、少し工夫することで棄てられるものがもう一度生かされます。小さな変化が意識を変え地球環境に優しい暮らしや、循環を生み出すのではないでしょうか。


地球Laboは、未来を生きる人々のためにリジェネレーションできる製品開発と環境作りに努めています。時代はサスティナブルからリジェネレーションへ。『持続可能』な社会のその先、『再生』『繰り返し生み出す』社会へ。

地球Laboは今年も、地球と人とが喜ぶものをhappyになることをお届けするべく邁進してまいりたいと思います。

本年も皆さまにとりまして佳き年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

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