子どもと元子ども

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先日の川西阪急さんのサスティナブルイベントでは、多くの出会いをいただきました。近所の農家さんの死に直面し自然農法に転換された農家さん。美しい里山を守り自然と共存しながらまたそれを次世代に繋いで行かれている椎茸やさん。夫婦で農業を学び子ども達が安心して食べられる作物を作り、それを原料に美味しく楽しい加工品を製造されているファームさん。フェアトレードに興味関心を持ち社会のお役に立つためとカフェを経営されていたり、その商品を取り扱っていらっしゃる方々。まだまだ書ききれませんが、全館あげてさまざまな事業者さんが出店されていました。
皆さんのストーリーをお聴きしていると、そこにはいろ〜んな愛がありました(ベタな言い方ですみません)
まず何よりも、ご自身がそれを楽しんでやってらっしゃる。そして周りの方の為に次世代を生きていく人達のために、それが繋がっていって社会が良くなるために、とにかく喜びを与えていらっしゃる。そんな感じなのです。

今回のタイトルは、子どもと元子ども。

私は元子ども、つまり大人ですが、その大人の私の中には子ども時代の私が至るところにいます。
先週、ドキュメンタリー映画『夢見る小学校』を観てきました。Instagramで見かけて直感的に行こうと思い、行って良かった〜。
このきのくに子どもの村小学校は、まず宿題がない、試験もない、普通の通知表もない、時間割に普通の教科の名前がない。。。先生と呼ばれる大人がいない。大人は、さん付けやニックネームで呼ばれ、子どもの一票も大人の一票も(校長先生の一票も)同じ一票という自治。堅苦しい儀式はなく、整列もしない。とーにかく自由。自由と言って、放任やわがまま放題ということではない。そして、楽しいことが山ほどある。そんな学校。子どもを心底信頼し、尊重する。大きな愛と受容がある。だから、ここにいる人達は『自律』しているのです。

こんな学校があったら、私も行きたかった〜と思わずにはいられない、そんな学校でした。教科ごとの授業ではなく、プロジェクトと呼ばれる体験学習の中で探求し実践し習得して作り上げていく。その中で算数が必要になったり国語や多言語が必要になってくる、どんどん探究心が広がって学びの欲求が拡大していく〜そんな感じなのです。


日本が誇る児童文学作家・翻訳家の一人、石井桃子さんの言葉に

子どもたちよ 子ども時代を しっかりと楽しんでください。おとなになってから 老人になってからあなたを支えてくれるのは 子ども時代の「あなた」です

とあります。子ども時代は、とびきり楽しいことが本当に本当に大切だと思います。
そしてその楽しい時間は、やはりそこには必ず自然があるように思います。あなたはあなたでいいんだよって受け入れてもらえる環境があって、自分はこれでいいんだって思えているからこそお友達のことにも思いやりを持てたり、小さなものや弱いもの、動物や植物にも優しさが育まれたり自然の素晴らしさが感じれたりするのではないでしょうか。そんな環境の学校や社会が増えていったならば、きっと世の中変わるなぁと感じました。


冒頭で触れた今回のサスティナブルイベントで出会った元子どもの方々は、きっとそんなワクワクするような幼少期の体験をお持ちなのではないかと想像しました。根底に自然の素晴らしさがあったり、その自然から学び体験している人間を肌で感じていたり、自分自身ををしっかりと受容してくれる環境があるからこそ社会の問題に目を向け、更に自分が何ができるのかと想像して創造していたり。今回のこの出会いをきっかけに、今私達が出来ることを少しずつ形にしていけたらと思っています。地球LaboとしてはAgrPoucher®︎を活用して、屋上の空きスペースの利用を地域の住民の方々も楽しんで参加していただけるような方向で進めて行けるといいなと考えています。


今回のコラム、何故だかとてつもなくまとまらなくてな〜んだかな〜、、、という気分です。こうなってこうなってこうなっていったら、とても平和な社会になるよね〜といった絵が頭の中にはあり、そんなことを書けたらいいなぁというのはあるのに、言葉にするって難しいですね(絵も描けませんが)
映画を観て自分の子ども時代を思い出しました。トムソーヤの冒険に憧れて、いつかツリーハウスを作りたいと思い続けていたこと。廃校になった中学校を友達と探検したこと。その校庭にはかつて防空壕だったのではと思うようなものがあったこと。自分がベートーベンになったかのように無茶苦茶にジャジャジャジャーーーーンと気持ちよく弾いてたこと。図書室に射し込む光と本のにおい。小学4年生の頃、よく脱走して家に帰ってしまうクラスメイトがいて、それを先生と一緒にみんなで眺めている光景など。ヘンテコリンですが、そんなことがふとした時に思い出されます。そんな一コマ一コマが大人の私を支えてくれているように感じました。

そして、子ども時代に出会う大人って本当に大切だなと感じるのです。この小学4年の時の担任の先生は2年生から三年間受け持ちであったのですが、本当に楽しかったのです。沢山遊んでくれて、先生自作のおはなしを、素語りで語ってくれるのです。それはそれは面白くて次どうなるんだろうと手に汗を握りました。素晴らしいストーリーテラーでもあったのです。引っ込み思案だった私が少しずつ自分に自信が持てるようになったのはこの三年間の間だったと確信しています。加藤一太郎先生、感謝しています。
夢見る小学校、気になる方はぜひご覧ください。https://www.dreaming-school.com/

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