食品ロスゼロ・チャレンジDaysスタート

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いよいよ10月19日より、川西エリアにおいてフードロスゼロチャレンジデイズがスタートします。

これは、産官学がパートナーシップを組み、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社さんを中心に、

川西市・スーパー・百貨店・地域住民さんが参加し、フードロスを減らし資源に変えていく取り組みです。

実際に、10月19日より3週間、毎日出る生ゴミをどれだけコンポストバッグに入れ、どんなものを入れたか等、細かくレポートしながら、熟成後の堆肥を川西市の緑化に役立てていただく為に寄贈するというチャレンジです。

モニターの方々は家庭で出る生ゴミをAgriPoucher®︎コンポストを使って堆肥に変えていきます。

私たち地球Laboも共にパートナーシップを組み、事前ワークショップを既に済ませました。

オンラインワークを2回、リアルワークを1回、モニター参加者様に今の日本の課題や、

ゴミに関する問題を、共に情報共有しながら進めて来ました。

私達日本では、1日に一人当たり、約1キロのゴミを出していると言います。

日本のゴミの70%は燃えるゴミで、そのゴミの50%は生ゴミです。

そして、生ゴミの70%〜80%は実は水分なのです。その水分を燃やす為にエネルギーを使っています。

過去のコラムで、日本以外の生ゴミについて触れてきました。

生ゴミ、日本の外を見てみたら

カリフォルニア州の取り組みをご紹介したことで、普段いかに何も考えずにゴミを捨てているかということを改めて感じました。

今回のチャレンジをきっかけに、人々の意識が少しずつ変化し、社会全体に波紋が広がれば良いなと思っています。

そこで、今回は、以前に書いておりました通り、スウェーデンの取り組みを少しご紹介したいと思います。

スウェーデンでは、家庭ゴミのうち処理場に埋められるゴミは、1%に満たないほどです。ゴミの処理方法は50.3%燃やして熱をリサイクル(地域暖房の熱と発電)33%リサイクル(原料にする)16%肥料にする+バイオガスを生産する0.7%埋め立て

このように、生ゴミも生ゴミだけで回収され、堆肥にするだけでなくバイオガスを作り、車の燃料として使用されています。

首都ストックホルムの市バスは、100%バイオガスだけで走行しているそうです。

幼稚園では食品廃棄物をコンポストで堆肥化し、園内のはたけやハーブ作りに役立てたりする所もあり、

小さい時からの教育の中にもゴミに対する意識の高さが、日本と全く違うと言っても過言ではないと思います。

更に、ノルウェー、イギリス、アイルランド、イタリア、などから年間約80万トンものゴミを輸入し、

エネルギーに変えているそうです。

日本は世界5位のエネルギー消費国でありながら、エネルギー自給率は11.8%に過ぎません。

最終処分場はあと20年で一杯になってしまうとさえ言われています。

今回の、川西エリアでのフードロスゼロチャレンジデイズの取り組みが、少しずつ広がりを生み、人々が地球に優しい心豊かなていねいな暮らしをする人が増え、地域が変わり大きなうねりになると信じて、共にチャレンジしていきたいと思います。

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