リジェネラティブってなに?

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早いもので、7月になりました。

今月中頃には、夏本番の季節に移り変わっていきますね。

6月初旬からフードロスゼロチャレンジで出来た堆肥を使って、

能勢電鉄の絹延橋駅ホーム内に環境再生型のオーガニッファームを参加者さんたちと創っていますが、

トウモロコシも枝豆も順調にスクスク育っています。

さて今回は、上文で少し出てきました『環境再生型農業』(リジェネラティブアグリカルチャー)について、

少しお話ししたいと思います。


その前に、リジェネラティブ・リジェネーションってなに?

リジェネラティブ(リジェネレーション)とは「再生」や「回生」を表し、

「ある段階で当初の役割を果たしたものが、別のところで再び何らかの役に立つ」という意味を含んでいます。

自然環境をよりよい状態に再生させることを目指す考え方です。

ジェネラティブとサステナブルの違いはなに?

2つの言葉を比べると、サステナブルは「継続」を示す言葉のため、あくまでも今あるシステムを維持する意味合いが強くなります。 一方の「リジェネラティブ(Regenerative)」は、「再生」を意味することから、

問題の根本を解決し、現状をよりよくするための取り組みに使われるのが最適な言葉です。

世界と逆行するNIPPON

欧米を中心に環境負荷や健康被害が出る農薬や化学肥料は、使用禁止にし、有機農業・環境再生型農業への転換が年々進んでいます。

2015年、世界保健機関(WHO)の機関からレポートが出されました。

そのレポートでは、世界で最も使われている除草剤「グリホサート」(通称:ラウンドアップ)を「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と発表しました。

米国では、消費者が製造元の農薬メーカー・モンサント社(2018年、ドイツ・バイエル社が買収)を訴える裁判が相次ぎ、米国内での訴訟は約12万5千件に上り、その賠償額は今後の和解も含めて最大約109億ドル(日本円で約1兆5300億円)になる可能性。

しかし、米国環境保護庁(EPA)はその発がん性を否定し、製品への警告表示も認めていないという発言でした。ただ、消費者離れは避けられず、これを機に、フランスやドイツなどの欧州を中心に除草剤「グリホサート」の使用禁止や規制強化の声が高まりました。

 欧州の欧州員会(EU)では、2018年4月、3種類のネオニコチノイド系農薬(イミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジン)が、屋外での使用を全面禁止することを決定しました。

そして同年12月に施行されました。物凄いスピード感です。

そうした中、日本は世界の動きとは逆行するようなことを進めます。

2017年には一部の農作物においてグリホサートの残留基準を大幅に緩和しました。

EUが屋外使用全面禁止にしたネオニコチノイド系農薬や殺虫剤クロルピリホスについても、

世界各国と比べて残留基準が緩いのが現状です。

農薬だけのことに限らず、これまでも非加熱製剤(薬害エイズ)・アスベスト・肉骨粉など世界中で危険・使用禁止にしていく中で、使用や緩和を進める『ちょっと変だよNIPPON人』では済まされない大きな事件や問題をこれまでにも起こしてきました。

食品添加物の数や使用量についても海外では考えられないほどのものが使われていたりもします。

直ちに危険でなければ何を使ってもいいのでしょうか?

危険かも知れないものは、使わない・購入しない選択ができることが大切だと思います。


・リジェネラティブ農業(環境再生型農業)世界の取組み

「環境再生型農業」は、土壌に有機物を増やし豊かな農地を再生させることで、自然環境全体の回復も図っていく農業です。同時に、土壌内の生物環境が多様化し、生態系の保全をします。

つまり、収穫量を増やすために、農地を拡大したとしても、環境に悪影響を与えにくい土壌育成をする農法だということです。 本来、大気と作物と土壌との間で炭素の循環が行われています。

作物の光合成によって大気中の二酸化炭素が吸収され、土壌に蓄積されます。

そして、それを土壌中の微生物が分解しまた大気中に戻します。

しかし、慣行農法では、肥料によって土壌に過剰に有機物が供給されることになり、その結果、微生物が有機物を分解して発生する二酸化炭素の量も増大し、温室効果ガスの排出増に繋がるのです。

これが、慣行農法が地球温暖化の一因になっていると言われる大きなメカニズムなのです。

・土壌が解決策:「なぜ、リジェネラティブ・オーガニックなのか?」第2部 patagonia。jpより

アメリカのカルフォルニアでは、生ゴミをそのまま燃えるゴミで捨てることは禁止されています。

これまで、広大な土地に穴を掘り埋め立ていましたがメタンガスが大量に発生する環境問題から、

コンポスト化が義務付けられました。

生ゴミから堆肥をつくり野菜や果物、ワインのブドウを育てるのに使用したり、

大地にすき込み土が呼吸し植物が根を張れるようにしていきます。

ここで大活躍するのが微生物です。

土中の微生物が豊富なることで、根を張り呼吸ができるのです。

大地が活性化し植物が呼吸できるようになると地球が気持ちよく呼吸できるようになっていきます。

カルフォルニアでは、毎年熱波で大規模山火事が起きたり、数週間雨が降り続けたりと異常気象が続いています。


私たちが住む日本も自然災害の発生頻度や被害規模が増えてきています。

未来から今を借りて生きている私たちは、少しでも綺麗な環境を子どもたちや未来を生きる人々に渡していく役目があります。

7月7日からスタートする『第3回フードロスゼロチャレンジ』は、ただ生ゴミを減らすことが目的ではなく、

コンポストから始まる都市リジェネラティブ農業なのです。

堆肥が出来た分だけ、野菜を育てる面積が広がっていく循環を感じながら参加できる面白い取り組みです。

日本中、どこにお住まいでも参加出来ますので、参加してみたい方は6日までにお申しみください。

https://www.zerochallenge.jp/action/?sn=78

今回は、この辺りで。

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