フードショックに備えていますか?

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2022年も残すところ1ヶ月になりました。

今月11月15日、世界の人口は80億人を超えました。

今回のテーマは、世界的フードショック!

世界だから日本は、関係ないと思ったら大間違いなんです。

専門家やネットで調べると日本の食糧危機についての記事や警告本が数多く見受けられます。

私は、この一年、食糧危機がくる可能性を感じる場面が何度かありました。

今年に入り、ロシアとウクライナの問題から西側諸国は、資源大国ロシアから輸入することをストップしました。

それにより、農業肥料の価格がこの一年で約2倍になりました。

大規模農業者の多くは、化成肥料、農薬を使います。

ロシアに続き中国も輸出規制をしたことで、化成肥料をはじめ農業資材が輸入出来なくなりました。輸入に頼り切ってきた日本は、国内原料にシフトしたことで、国内原料も高騰しました。

この事については、以前にもお話しさせて頂きましたが、土メーカーさんからの情報とアグリポーチャーの土原料が毎回値上がりしましたからリアルに影響を感じました。

この価格高騰は、来年以降も続くと言われています。

肥料だけに限らず、生活に関わる多くの物が値上がりしました。

私たちが住む日本は、食糧の67%を輸入に頼って生活しています。

ですから、世界的に何か問題が起きた時に、ダイレクトに影響を受けてしまいます。

原料メーカーや商社は、原料調達のため世界中を飛び回り原料確保に走っていますが、

異常気象の影響で、作物の収量が激減しているため、自国の食料安全保障を優先し、

輸出品については、一番高く買う国に売るために売りを渋るところも増えているようです。


食料安全保障は、国を守るための第一優先課題ですが日本は、国産より輸入原料、輸入食材の方が安かったので、内需より輸入を優先してきました。

これは、世界でも稀な事なのです。

通常、食糧自給率を100%以上目指すことは当たり前で、余った分を他国に輸出する考えがあります。

日本は、食料自給率が37%しかありません。

この30年間、国として一切自給率を上げる努力をしてきませんでした。

それどころか農業従事者は、高齢化が進み、コロナ禍から始まり今回の堆肥高騰で、廃業する農家さんが増えています。

日本は、世界一飽食の国と言われていますが、国内生産ではなく輸入品のお陰で食べる物に困らない生活が出来てきたと言えるでしょう。

世界中で、都市農業が盛んになってきていますがそれは、都市緑化の観点もありますが、

近い将来、必ず来ると言われている食糧危機への備えなのです。


都市の中で大規模農業をすることは不可能ですが、ベラダンや屋上・スペースを有効活用して小さな畑を数多くつくっているのです。

私たちは、このまま輸入に頼り、野菜の生産を農家さんだけに頼っていていいのでしょうか?

大阪府の食料自給率は、カロリーベース1%・東京都0%。100%を越えている都道府県は、47都道府県中、6県だけです。(北海道・青森県・秋田県・山形県・岩手県・新潟県)

ある日を境に食べ物が手に入らなくなる可能性も十分あります。

自然災害、異常気象、火山噴火、戦争など、何が起きても不思議ではない時代を私たちは生きているのです。

都市の中で、小さな農業をしていくとは、未来の備えにも繋がっていくと私は思っています。

地球Laboが開発したアグリポーチャー循環農業は、生ゴミから土の栄養『堆肥』をつくり、

育てる野菜や植物の土の栄養にし、生ゴミの課題解決と共に持続可能な循環農業ができるコンテンツにしております。


もし、食糧危機が起きた時あなたは、食糧を分けて貰いますか?

分けて貰える人が周りに何人いますか?

それとも分け与えることが出来ますか?

深掘りしたいお話しですが、今回はこのあたりで。

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