ゼロチャレンジから未来を考える 後半

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関西は、例年より10日ほど早く梅雨入りました。

先日は、この時期に台風の影響から水害が各地で起きるなど異常気象を年々感じております。


さて今回のテーマは『フードロスゼロチャレンジデイズ』から未来を考える後半です。

第2回のチャレンジデイズは、3月22日からスタートし6月3日に新たな取組みをスタートするかたちで終えることが出来ました。

参加者の皆さまありがとうございました。

フードロスゼロチャレンジデイズの工程をご紹介をします。

先ず3月上旬から参加申込を開始→3月22日までに事前ワークショップにてコンポストの使い方や生ゴミについての課題を学びます。3月22日から3週間、参加者全員で毎日生ゴミの投入を行い重さを計測して報告します。

日々の様子や質問なども参加さんに毎日共有します。

3週間が経つとそこから生ゴミ投入はストップし全ての生ゴミを分解発酵させていきます。

季節にもよりますが、今回はストップ後、4週間ほどで堆肥が出来上がりました。

少し後半の参加者さんからのコメントを見てみましょう。

・コンポストを混ぜる時、もわっと温かいものを感じました。まだ温かくならないなぁと気長に取り組んでたのですが、念願の温もりに喜びました。

・会社で飲んだお茶のティーパックは会社で捨ててましたが、コンポストに入れるために持ち帰ってます!

・今日は1歳の息子も混ぜる時に覗きに来て、一緒に土の匂いを嗅ぎました。最初の頃はコンポストのことを

忘れないようにアラームをかけていたのですが、今はもう習慣として生活の一部になりました。

・日々入れている量を考えると、本来ならばバッグ一杯になっているであろう所、

まだまだ空間があるので、コンポストの効果を感じました。

・ゴミ箱に入れるゴミは明らかに減っているし、生ゴミは水分も多いせいか、ゴミの重量も軽くなりました。

・末っ子2歳が参戦でスコップもって混ぜようとしてくれます。

・夕ご飯の時にコンポストの話になり、家族も興味を持っていました。

これから、世の中の、生ごみへの意識がどんどん変わっていくかもね!など色々と話をしました。

・私が計って、子供達がゴミをいれ、主人がコンポストバックを振ってくれて、

みんなで取り組んでるなーと改めて感じています。

・最初はゴミを細かく切ってコンポストに入れてましたが、最近時間がない日はバナナの皮などは

あまり細かくせずに入れてました。少しずつ分解が進み今日スコップで切り刻めました。

細かくした方が分解が早いとは思いますが、手間をかけなくても続けていけることがわかり、

友達などにもおすすめしやすいなと思いました。

・家庭ゴミを減らしたくて色々やってきましたが、今回本当に捨てる量、回数共に減ったと感じました。

今後も楽しみながら続けていけると良いなと思います。料理をする時にやる気もちょっと出ますよね。

・ある本にゴミのほとんどは水分でできてて、私たちは水分を燃やすためにお金を払い、

地球を汚染していると書いてあったことを思い出しました。毎日のこういった小さい積み重ねが

大きな変化を生むと信じてこれからも続けたいです。


いかがだったでしょうか?

初めてコンポストを生活に取り入れる方ばりで、スタート前は、出来るかな・匂いが出たらどうしよう

・虫が湧いたりしないかなぁ続けれるかな・など、不安70%ワクワク30%くらいの感じの方も多くおられましいたが、日に日に不安は自信に変わり、家族で楽しんでコンポストライフを過ごされるようになりました。

更には、生活に変化が出始め、買い物の仕方・料理の工夫・会話の変化・ゴミに対しての違和感など、

誰に教わるのでもなく、自分で感じて、意識が変わり行動変化まで起きてきました。

フードロスゼロチャレンジデイズの良いところは、コンポスト生活をスタートする時、一人じゃなく参加者の皆さんがいつの間にか仲間となり、心の絆がプラスされ支え合えるところです。


今回の参加者さん全体で3週間で160キロ以上の生ゴミを資源『堆肥』変えることが出来ました。

出来た堆肥は、ミツバチや虫たちにも環境負荷の掛からない公園を目指して、花壇のお花の植え替え時にも一部使用しました。


そして、今回から新たにスタートしたのが、駅のホーム内にオーガニックファームをつくることです。

みなさんの堆肥を使って畑の土づくりをし、伝統野菜の種から育てたトウモロコシと盆茶豆の苗を、みなさんと共に植えました。

これから収穫まで、参加者の皆さんと一緒に水やりや草引きなど楽しみながら育てて行きます。


地域共創から始まるサスティナブル

私は、第2回目のチャレンジデイズを終えて、地域共創が社会を大きく変化してくような感触をジワジワと感じております。

地球Laboを設立していく以前、環境ボランティアでは世の中は変わらない。

100年先200年先を生きる人々・地球上に暮らす生き物たちのために、

地球も人もどちらともが喜ぶことを事業にしていこうと思い起業しました。

フードロスゼロチャレンジデイズは、産官学民で取組みプロジェクトです。

そして、与えられたものをただ使用するといったような依存型ではなく、自らコトを始めることができるチャレンジは、考え・感じ・発見し・意識変化の先にライフスタイル変化が起き始めます。

これまでの当たり前に違和感を覚え、生活の中から社会や環境に対して、やさしく丁寧な暮らしをはじめる人が増えていくのです。

フードロスゼロチャレンジデイズで社会課題が解決するのではなく、それぞれのスイッチがONになるきっかけになっていくのではないかと思っています。

その輪の広がり飛び火の先にきっと未来は大きく変わり始めると信じております。


そして、ここまで読んで頂いた皆さまにご案内です。

第3回フードロスゼロチャレンジがもうすぐ始まります。

川西市民に限らず、一緒に参加したいと思った方、参加できます。

会社として参加したいという方もどうぞ。

詳細は、こちら→

では、今回はこの辺りで

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