地球の恩恵、先人の知恵をいただく暮らし

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今年は早くも梅雨入り。昨年いただいた紫陽花が、今年も花を咲かせてくれました。


今流行りのウイルスが怖いかどうかはさて置き、そもそも免疫を下げない生き方暮らし方、そんなことが大切なように思っています。私の父は42歳で膵臓がんで他界しました。当時は癌が何物かも知りもせず、ただ弱っていく父と、家の様子がどんどん変化していく様は子どもながらにもよくわかりました。母が、煎じ薬をやかんで煮出して作る日は、家中にその匂いが充満し子どもには何とも言えない香りでした。病院にもお世話になっていましたが、あれが良いらしいと聞くと、試し、これが良いと聞けば試す、そんな日々だったと思います。何だったかわかりませんが、一度黄疸にこれが良いというものを試して、父の黄疸が引いたこともありました。このようないわゆる民間療法と言われるものを、意味のないものと言われるお医者さんもいらっしゃいますが、個人的には私はこれもありだと思っています。それは、人間の身体は基本的に食べたもので作られているからだと思っているからです。


そんなこともあってか、調味料や水は、より安全なものを選び、インスタント食品や加工食品、冷凍食品などはおおよそ縁のない時代を過ごしました。今は、オーガニックスーパーや、こだわりのマーケットなどもあちこちにありますが当時はまだまだ少なく、子どもがワクワクするようなお菓子はあまり食べさせてもらえなかったように記憶しています。子どもの頃はそんなことが少し窮屈に感じていましたが、大人になってみればとても貴重なことだったのかなと思います。余談ですが、夏休みに叔母の家で鍋焼きチキンラーメンを食べた時、もうそれはそれは美味しくて感動しました(笑)


そこから大人になり、子育てをする段になって、軸になったのは自分がしてもらったことだったのです。何も特別なことはなく、時に食べるジャンキーなものはよしとして目をつむり、日々口にするものはなるべく安全で安心して食べれるもの。毎日使う日用品は環境に配慮しているもの。そんなシンプルなことでした。そして、時に風邪を引いたとしても、慌てて病院には行かず、栄養のあるものを食べて養生する。これもシンプルです。お世話になっていた小児科の先生は、極端な予防接種はあまり薦めず、水疱瘡が流行っていたらうつしてもらっておいでと言われるようなおじいちゃん先生でした。冬の時期に腸の風邪などに罹り嘔吐したりする場合も、10ccから水分を飲ませ、それが収まったら次は20cc与える。途中でまた嘔吐したら10ccからやり直す。100ccまで水分が入っていったら、もう安心。そんな風に教えてくださっていました。友人の中にも私にたくさんのことを教えてくれる人がいて、ありがたいことにあまり薬に頼ることをしなくても良かったのです。発熱の場合でも、極力解熱剤は使わず、熱と戦っている免疫を信じて水分と栄養を摂って応援する。そんなことでした。そうすることで、回復した後は、より身体が強くなり、少々のことでは負けない身体造りができたのではないかと思っています。食べ物や足りない栄養素を補うことで、体の中からデトックスし、改善していく、そんな事も実は昔からおばちゃんの知恵袋にあったようなことを現代版にしているようなものです。春の七草粥などもその良い例ではないでしょうか。季節にあった旬のものを食べ、なるべく近くで穫れた物をいただくことで防腐剤などの添加物も極力減らせることになります。


しかし、このように書くととてもシンプルなだけに簡単なように思うのですが決してそうでもなく、例えば病気と戦っている時なども看ている方も本人にもなかなかの忍耐力が要ります。注意深く観察の目を持って寄り添う。熱が出ている時などでも、最初は全く汗も出てきませんが、繰り返し繰り返すとようやく汗も出てきて、スッキリとした様子になってくる。そこまでの道のりはその時によって変わりますが数日かかることもあります。熱が出るときは、体の中で免疫の兵隊さん達が、色々なものをやっつけてくれているのです。だから時には発熱も必要だと思うのです。


コロナ禍の加速でアルコールなどでの除菌が頻繁に行われていますが、もともと人間が持っている良い菌まで殺してしまっては免疫は下がる一方なのではないでしょうか、個人的にはそう考えています。毎日流れてくるニュースだけを便りに暮らしていると、私達人間はウィルスに罹らないために生きさせられているかのように感じます。効力がはっきりしないマスクをつけ、1日に何度も手を消毒させられる。そんなことに翻弄されすぎず、日々の暮らしの中で自分の免疫を上げていく生活習慣にもっと目を向けていきたいものです。たっぷり笑って、心豊かに過ごせば免疫もさらにアップしそうですね。


古くから民間薬としても用いられてきた日本人の知恵、梅干しの黒焼き。天然の抗生物質とも言われる、プロポリス。などなど、常備薬として手元に持っておくのもいいかもしれませんね。
これに限らず、先人の残してくださった生活の知恵、生き方、日本の素晴らしさを次世代に伝え繋いでいくことがとても大切なことではないかなと思います。

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