アップサイクルを楽しもう

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最近、サスティナブル・SDGs・エシカル・フェアトレード・アップサイクルなど、

地球環境に配慮した取り組みや活動を目にする機会が増えてきました。

先日、私は、インテックス大阪で開催された第一回サスティナブルマテリアル展に参加させていただきました。
高機能素材を持つ企業、約200社が集まる中、サスティナブルブースに出展した企業は約10社ほど。
サスティナブルという言葉が一人歩きして、実際に製品化されている物は、まだまだ少ないようです。
素材メーカーさんとの話しの中でも、環境に優しいこの素材は、どのメーカーが製品化していますか?
と尋ねると、ヨーロッパや中国、台湾などです。日本の会社で、製品化はされていませんか?
今のところありません。
素材メーカーさんが出されているサンプルは、海外で商品化されているモノばかりでした。
商談に来られていた商品開発のメーカーさんが、素材メーカーさんにする質問 → バイオマスマーク付けれますか?
バイオマスマーク10%いけますか?とイメージ優先で、こだわりは二の次。
環境に配慮した製品だということを少しアピールしたいなど。素材メーカーさんが私に、
日本は取り残されていますよ。
ヨーロッパと比べて20年、アメリカと比べて10年遅れていますよ。
地球Laboさんが求める商品を作れているのは、今のところ海外メーカーさんですね。
ウチの素材は、ほとんど海外に出ていますから。
ECOやサスティナブルに対しての日本の現状を強烈に感じた一日になりました。
しかし、そんな中でもサスティナブル素材は、建設現場、自動車部品、パッケージ、スポンジなど、
様々なところに使われ始めています。
今後、日用品にもECOやサスティナブルな製品が増えることを願っています。

さて、サスティナブルの中には、アップサイクルというものがあります。このアップサイクルは、
みなさんも工夫次第で、手軽に取り組むことができます。


アップサイクルとは?

本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、
別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること。


アップサイクルの歴史

アップサイクルの始まりは、1994年10月11日。レイナー・ピルツがドイツメディアSalvo Newsに向けて
アップサイクルとダウンサイクルについて語ったのが初めてだと言われています。
しかし、1800年代のアメリカの思想家ラフル・ワルド・エマソンが
「自然界には寿命を終えて捨てられるものはない。
そこでは最大限利用された後も、それまで隠れていた全く新しい次のサービスに供される」と語ったように、
それまでも人はごく自然にアップサイクルを行ってきました。
産業革命以降、「効率性」と「規模」が追求されるようになり、バージンマテリアル(=新品素材)を
使って行う大量生産が当たり前になりました。
これにより、修理しながら使用することが前提の修理系アイテムを使い続けるよりも、
修理しないで使用することが前提である非修理系アイテムを買い替えていく方が安く、
「使い捨て」文化が定着していったのです。

日本には、昔々から『もったいない』の文化があります。
そう、今では世界共通語『もったいない』の生みの親なのです。
日本は、もったいないからアップサイクルを昔から行ってきた民族なのです。今では、物が溢れて、
数百円で洋服が買えるようになり、100円ショップでは、数万点の商品が100円で買えてしまう社会です。
日本人は、食べ物をはじめ、生活用品、衣類まで、使い捨てが当たり前になってしまった人が増えました。
食べ物を大切にすること、物を大切にすることは、命を大切にすること、人や物への感謝を大切にすること、
地球を大切にすることに繋がります。

アップサイクルをおしゃれに可愛くブランド化された『DOKKA』さんをご紹介します。
『DOKKA』さんは、NODOKAさん、AKIHOさん、二人の女性が立ち上げたブランドです。
お二人は、現役の服飾専門学生。出会いは、とあるパーティーで、たまたま隣の席になったことからご縁を頂きました。
最近では、メディアからの注目も増え、テレビに雑誌、阪急梅田本店でのポップアップストア開催など、
アパレル アップサイクルの分野で注目されています。
『DOKKA』さんのこだわりは、古着を個性溢れるオシャレで可愛い洋服にアップサイクルすること。
そして、『ライフスタイルブランド』に成長することを目指されています。コロナ禍においては、
マスクもキュートにして、少しでもワクワクして欲しいとう願いから、マスクも販売。
このマスクも大好評で、全国から注文がきたそうです。彼女たちが作る洋服は、個性的で、
古着感ZEROのオシャレで色合いが素敵でかわいいブランドです。
動画はこちら→ https://www.dropbox.com/s/5a6g8mv5twd464b/63D3377E-EA16-4092-B099-BC33E0204D0D.mov?dl=0

今、彼女たちとある素材のアップサイクルに取り組んでいます。
それは、服飾学校で、洋服の試作を作る際に使用する生地です。
毎日、服飾生は、 この生地を使って大量に試作品をつくります。
そして使い終わった後は、そのままゴミとして捨てられるのです。『もったいない』。
この生地を使ってアップサイクルした新しい物を生み出そうとチャレンジしています。
生地の大きさ、厚さはバラバラ。中には、ハリを出すためにノリが付いた生地もあります。
アイディアも受付中です。このコラムを読まれた方で、アイディアが浮かんだ方は、
お気軽に弊社までご連絡ください。

アップサイクルは、誰でも手軽に使わなくなった物にひと手間加えて、新しい役割を生み出せることができます。
捨てる前にアップサイクルできるかな?ダウンサイクルできるかな?
と思いを寄せてみると自然と環境に優しい生活が送れるようになりますよ。
そして、世界は、サスティナブルからリジェネレーションに意識が変わっています。
リジェネレーション(Regeneration)は、「再生」「繰り返し生み出す」といった意味を持つ言葉です。
人口増加に伴う地球資源の枯渇や、気候変動といった危機に直面する中、このままの環境を維持する、
という意味での「持続可能」では地球資源の枯渇に間に合わないとして、
環境を良い状態に「再生」する概念として生まれました。
身近な例を出すと、生物多様性で重要な役割を果たすミツバチやサンゴのすみかを回復させること、
植物の力を活用して土壌汚染を改善することなどは環境を再生する活動といえます。

このお話は、またの機会にさせていただいます。

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