「塵も積もれば山となる」

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コロナ禍ですっかり意識から消えてしまったプラスチック問題。マイクロプラスチック・ナノプラスチックと呼ばれる小さな存在ですが、「塵も積もれば山となる」とはまさにこのことを言い表しているように感じています。

ひとつひとつは目に見えないほど小さい。だから意識しにくい。ですが、実は今、じわじわと地球や人体を脅かす大きな存在となっていることをご存知でしょうか?

プラスチックごみなどが壊れてできる5ミリ以下の微小な「マイクロプラスチック」が人体に存在することがわかったのは2018年10月。まだ2年半ほど前のこと。まだまだ未解明のことだらけですが、少しづつ、調査は進んでいます。

昨日の神戸新聞に英ハル大などのチームの研究報告が掲載されていました。その研究によると、私たち人間は食事を通じて1人当たり年間5万個を超えるマイクロプラスチックを摂取している恐れがあり、シーフードを好む日本の摂取量は世界平均よりも多く、最大13万個に及ぶと推定されるとのこと。お刺身やお寿司好きの私にとって、知りたくなかった情報です。2016年に発表された九州大学の予測によると、世界の海のマイクロプラスチックの量はますます上昇し続け、2060年までには今の4倍の量になり、世界の海の魚の量をマイクロプラスチックが上回るということです。

ウミガメやクジラの体内から大量のプラごみが出てきた写真や映像を目にしたことのある方も多いと思いますが、「かわいそうに…」などと他人事のように感じているのは愚かなことです。イメージしてみましょう。クジラが直接口にしたものもあれば、餌である小さな魚が食べた小さなプラごみまで一緒にまるごと体内に入れてしまっていることを。そして、同じように私たちも魚を食べていることを。

最近では不織布マスクも大きな一因となりつつあります。毎日たくさんポイ捨てされているのを目にしますが、不織布マスクは布ではなく、れっきとしたプラスチック製品。マイクロプラスチックは、今や海だけの問題ではなく、空気中にも存在しています。世界で販売されている塩(岩塩・湖塩も含む)のサンプルの約9割に含まれていることが発見されていますし、残念なことに日本の水道水からも発見されています。

プラスチックなどの石油製品は生分解されることはありません。長い期間そのままの状態で残り続けます。まだまだ人体にどういう影響があるかはわかっていません。ですが、今から気づいて動かないと大変なことになると想像できます。食事のたびに、水を飲むたびに、呼吸をするたびにマイクロプラスチックは体内に侵入しているのですから。

ではどうしたらいいのでしょうか?

プラスチックの恩恵を受けて過ごしている私たちにとって、プラスチックは便利でありがたい存在。プラスチックなしの生活は考えられません。

まず、想像してみましょう。そして何ができるか考えてみましょう。そして行動しましょう。できれば、未来を担うお子様と共に。地球とそこに生きるすべての存在にとって、私たちは今何ができるのか?小さなことでもOKです。できることから始めましょう。

「塵も積もれば山となる」

私たちひとりひとりの力は微力でも、たくさんの人の思いがあれば地球を守ることができます。まずは一歩踏み出しましょう。私も始めます。

ちなみに、私たち地球Laboが推進しているAgriPoucher(都市型農業)で使用するプランター代わりのAgriPouche(不織布製ポーチ)は地球に負担をかけない生分解性の高いものを厳選しています。ぜひ、そちらも参考になさってください。https://chikyu-labo.com/agripoucher/

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