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地球は本当に水の惑星?

「水の惑星」と呼ばれる地球。地球の表面の3分の2は水で覆われており、約14億立方キロメートルの水があると言われています。一見、潤沢にありそうにみえる水。しかし水資源は今、希少資源として呼ばれるまでになっています。背景にあるのは、人間の生活様式の変化です。生活に欠かせない水。その水の希少資源化は私たちの生活に今後どのような影響を与えていくのでしょうか。

地球の水のうち、水資源はわずか0.01%

(出所:国土交通省「国際的な水資源問題への対応」)

宇宙から見える地球の青い姿。しかしその中で、私たちの生活に利用可能な水資源は、わずか0.01%しかありません。この貴重な水資源も、汚染してしまえば当然、利用ができなくなります。これが、「水の惑星」地球で、水不足が発生する基本的な構造です。この数字を知ると、とても水が貴重だと感じることができます。0.01%の水は、私たちが飲む水だけではなく、動植物の命と生育にも欠かせいなのです。

日本は、世界の中でも水が豊かな国です。蛇口を捻れば、安全な水がいつでも出できます。お金を払えば、飲料水や、たくさんの食料が手に入ります。食料自給率37%しかない日本は、多くを輸入に頼って生活しています。

ここには、『見えない水』間接的に使う水、バーチャルウォーターの存在がある。バーチャルウォーターは、ほとんどが食料生産に関わる水です。

たとえば、日本で小麦1キログラムを生産するためには、2000キログラム(2000リットル)もの水が必要です。食料の中でも水を多く使うのは肉。牛や豚のエサとなる穀物の栽培に大量の水が使われるためです。東京大学の沖大幹教授グループの研究によれば、鶏肉1キログラムに4500リットル、豚肉1キログラムに6000リットル、そして寿命が長い牛はその分穀物を多く食べるので、牛肉1キログラムに2万リットルの水が必要です。

これらを身近な食べ物に置き換えると、牛丼1杯には2000リットル、ハンバーガー1個には1000リットルが必要です。日々の食べ物の裏側にあるこうした見えない水まで含めると、日本人一人が1日に消費している水は平均して3000リットル。

農林水産省によれば、1995年に実際に世界で使われた水は3兆5720億㎥で、一人1日あたり1756リットル。日本人の3000リットルが多いことがわかります。

農業大国アメリカでは、農業に使う水の多くを地下水に頼ってきました。その地下水が、あと10年以内に枯れ果てる可能性が出てきています。

食料と水は、密接に関わりを持ち、私たちの命と子どもたちの未来にも大きく影響を及ぼします。

先進国の食への飽くなき欲望が、世界中に「飢餓のパンデミック」を拡大させている。日本で一年間に出される食品廃棄物を世界に分配すれば、飢餓問題の多くを解決すると言われる。

富めるもの、富めないものを分ける現在の食料システムを改善できなければ、その先の未来に待ち受けるのは「破滅」という悪夢であると研究者たちは指摘しています。

お金さえあれば、食料が手に入る時代は、間のなく終わろうとしていることに多くの人たちは気付いていない。

未来は、私たち一人一人が創り出していくものです。

毎日、使うお水から考えていきませんか?

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