私が過ごした故郷は、海の綺麗な田舎町です。
海まで続く畑には、らっきょうや長芋、たばこ葉畑が広がり、ぶどうやすいか、果物も豊富にあり、お隣との畑の境目には思い思いのお花が育てられていました。遠くにそびえる山々は、季節ごとの美しさを見せてくれ、沖に向かって続く地平線には広く丸い空が繋がり、地球ってほんとに丸いんだなぁと実体験として記憶しています。
自分達で食べるお米を作り、お野菜を育て、またその種を採り次の年に植え、肥料もお手製。そんな田舎暮らしがとても退屈なもののように感じていました。しかし今は、そんな故郷があるということが、とても有難いと思っています。このような素晴らしい田舎で育った事が、私自身の財産であり軸になっているのだと思っています。
当たり前のように循環させていく日々の暮らしの営み。便利になりすぎた裏に忘れ去られてしまった人間の知恵が沢山詰まっていたのでしょう。
私のルーツは、きっとこんな幼少期が根底にあるのではないかと思います。子どもや孫、その先の世代に何を渡していけるのか、この素晴らしい地球の一員として自分が出来ることはどんなことなのか。歩いてきた道のりは全てが繋がっており、今に導いてくれているのだと思っています。
地球Laboが多くの皆さまのお役に立てるよう、日々、仲間たちと、楽しく愉快にやっております。次は、提供しているものについて、私目線で書いてみたいと思います。