この度は、天に召されました株式会社TAMURAの創業者、故 田村喜久雄会長について、追悼コラムを書きたいと思います。
地球Laboが正規販売店をさせて頂いております次世代活水器ディレカを開発したのが田村会長です。
私が初めてお会いしたのは、今から3年半前のこと。
地球Laboを設立する準備をしている時に、長年私にたくさんのことを教えてくださっている信頼ある方から、人・動植物・地球環境にも優しい水を造り出す機器を創っている会社があるよ。長年、正規販売店をされていた方が、お年を召されて、権利を譲ることを考えているんだけど、地球Laboで取扱いしませんか?300社以上、水の会社を調べてきたけど、ほんとにすごい水を造り出す会社は、3社しかなかった。その1社だよと言われ、私は、興味津々とともに、人にも地球にもいい物だったら取り扱いたいと思い販売店になることを、即、決断しました。不思議なのは、本能的に『凄い感』がビリビリしたのを今でも覚えています。
契約したのはいいけれど、ディレカを見たこともない私。それも、契約して数日で全国から注文が入ってきました。まずい、準備が何一つできていない、製品も見たことがない、詳しい商品説明も聞いていない。しかし、営業ゼロなのに注文がくるこの製品、何だ何だ何だー?急遽、失礼ながら田村会長にお電話し、東京駅八重洲口、目の前にあるTAMURA本社に伺いました。そこで初めて田村会長にお会いしました。ベレー帽をかぶったオシャレな70代のおじいちゃん。優しさが滲み出ていて、なんとも言えない雰囲気を醸し出す存在感。福島弁混じりの語り口調は、博多弁の私には、新鮮でもあり心地の良い感じでした。
田村会長は、水の知識がほぼゼロの私に丁寧にたくさんのことを教えてくださいました。地球が誕生してこれまで地球上にある水の量は変わっていないことを知っていますか?水は、循環しているんだよ。昔、空海やキリスト、釈迦がしたオシッコも循環して水に混ざっているんだよ。水がなければ、地球上の全ての生物は生きられない。200年先、7代先に生きる人々のことを考えて、人の健康にも、動植物にも、地球環境の良い水を使うウォーターライフを造り出さないと持続可能な環境はできないことを教えてくださいました。「私は、地球を守るためにディレカを造りました。」と、さらりと仰った時、使命感と只者ではない、とんでもない波動を感じました。「洗剤がどれだけ地球環境を汚してきたか!洗剤を使わなくても汚れがきれいに取れる水、それがディレカだよ。洗剤を使わなくてもいい社会づくりが可能になれば、200年後の地球環境は、大きく変わるよ。」田村会長の目は、キラキラと輝き、鋭く社会の困りごとを語り、解決できる製品の仕組みを教えてくださいました。会長のお話しを聞いた後、知識・経験・ビジョン・スケールの大きさに感動して、心臓がバクバク、心がワクワクして寝れなかったことを覚えています。
現在、世界120ヵ国25万台以上使われているディレカは、一般家庭に始まり、農業・畜産・水産・養殖・医療・研究所・大学・自動車製造工場・レストラン・食品工場・ホテル・施設・クリーニング工場・大統領公邸など水に関わるすべての場所で、困りごとを解決し、個人や生産者、企業・団体などが叶えたかった夢の実現を可能にされました。
誰もが知っているあの会社もあの製品も実は、ディレカを使ってできているんだよってものが、たくさんあります。
薬品も電気も磁石もセラミックも使わずに、水が持つエネルギーを最大限に引き出すことに成功したディレカは、田村会長が自然から学んだことを形にしたものです。
国際特許32種類取得。更に、開発、改善改良には、超一流の方々が、田村会長の情熱に賛同して、知識・技術・経験を注ぎ込まれました。地球を守るために開発されたディレカは、世界で唯一の次世代活水器です。
一部ご紹介
元シャープ副社長 故 佐々木正 氏
日本を世界のエレクトロニクス産業の先頭へと導いた佐々木正氏。インテル創業者が頼り、スティーブ・ジョブズが憧れ、iPhoneの液晶は、この方なしにはできなかったと言われています。
医師 故 渥美 和彦 氏
日本統合医療学会の栄誉学会長、医師。専門は人工心臓やレーザー医学。漫画「鉄腕アトム」に登場するお茶の水博士のモデル の一人とされています。
理学博士 中村振一郎 氏
国立研究開発法人理化学研究所 中村特別研究室 特別招聘 研究員。量子化学および分子科学に加えて、可視化と 可聴化の信号処理技術を駆使して攻略することに専念しておられディレカ水の水滴が落ちる音の波長を分析。
マクロビオティック研究家 故 久司道夫 氏
アメリカ合衆国 のボストンを拠点にマクロビティック の普及と発展に努めた。その功績は、 米国国立歴史博物館「スミソニアン」 に永久保存されています。
この世界で唯一の次世代活水器ディレカを10世帯の内、1世帯が取付すると、日本中の川にホタルが戻ってきて、水質は、100年前に戻るとも言われています。
地球は、水の惑星。水は再生出来ないから大切にしなければいけないとおっしゃておられました。これから先の未来を築いていく私たちは、サスティナブルを行動に起こしていく時代を生きています。私は、出会いは、必然だと思っています。何に出会い、誰に出会い、何を選択し行動するかで、未来は変わると信じています。
田村会長にお会いできたこと、学びをいただことに心より感謝申し上げます。これからも地球を守るために開発されたディレカに会長の思いを乗せて、社会に貢献してまいりたいと思います。
最後になりましたが、『地球を守るために情熱を燃やした発明家』故 田村喜久雄 会長のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌
創業者 故 田村喜久雄 氏 〜プロフィール〜
1942年福島県に生まれる。環境問題研究家、建築家、調理人、写真家などの肩書をもつ。幼い頃は学業よりも写真や絵に興味をもち独学で学び始める。1959年に上京し、本格的に造形美術と写真を学ぶ。放送局のカメラマンを勤めた後、沖縄諸島を放浪。 住民の視線で写真を撮り続ける。食べることがとても好きで料理も独学で学び始め、沖縄での放浪から戻ってきてからは飲食店の設計・運営を手掛け始める。これらの経験から、食と健康、そして自然の大切さを身近に感じ、環境・自然問題を学び始める。その後、店舗設計の他に、カスタムメイドの低価格住宅の設計・施工を開始。アレルギーなどの発症が懸念される化学物質を含まない建築資材の使用や、化学物質を除去する資材を使用した住宅設計を行う。その中で、水道水の質の悪さが気になり、改善できる資材が見当たらなかったことから、独自の観点で製品開発を行い、誕生したのが活水器「ディレカ」である。これらの経験より、水・食料は台所に集まっていることから「台所から地球がみえる」こと、また環境・自然問題を解決するには科学からではなく、自然から学ぶのが最善かつ効率的であることに気付き、以降、自宅の台所に立ちながら様々な商品アイデアを考え、環境・自然問題への商品開発や活動への取り組みを積極的に行っている。