今日、3月22日は『世界水の日』です。
1992年の国連総会で制定されました。
「地球的視点から水の大切さや貴重さを世界中の人々がともに見詰め直す」
ということがテーマになっています。
水は本当に不思議で、コップに入れて眺めてみても何の変化も分かりませんが、実は水分子がまるでダンスをしているかのように動いています。
そして更にその水分子の中でも、水素原子と酸素原子が1秒間に約1兆回もくっついたり離れたりを繰り返しているのです。
水に溶けている物資、温度などによっても状態を変えていきます。
私たちは水がないと生きてはいけません。
当たり前過ぎて気づかないことかも知れませんが、水に全く触れない日は1日もないのです。
動物も植物も、その存在があって新しい命が生まれ、今日まで命を繋いできました。
そして、あらゆる生命を育む水を、私たちは産業の発展とともに汚染し続けて来ました。
今では、海洋汚染の6〜7割が家庭からの排水が原因と言われています。
毎日大量に流れる洗剤類。
ようやく注目され出したマイクロプラスチック問題。
地球の血液である水を汚すことでこの星に生きる動植物、目に見えない菌類などにも取り返しのつかない大きな影響を与えてしまっています。
もし、地球を自分たちの体として置き換えて考えるとしたら…私たちの体を流れる血液を汚していると考えるとしたら、私たちは今と同じ暮らしを送るのでしょうか?
自然災害がここまで多いのも、もしかしたら、地球の自浄作用で自然の摂理なのかも知れません。
人間は地球の癌だという話を聞いたことがあります。
存在しない方が地球のためだと…。
キリが無いから、その事を考えるのをやめたという話もききました。
確かに人間は自分たちのために地球に好き放題を繰り返してきました。
ここまで破壊をした人間は、今度は元に戻すために知恵を働かせ、力を合わせて前に進んで、あらゆる生命のためにシフトチェンジをすることが、人間が存在する大きな意義であり、存在する大きな理由なんだろうなと感じています。
一人ひとりが大きなことは出来なくても、みんなが一歩前進すれば、きっと大きく変わるはず。
歩みを止めずに進むことが重要で、次の世代にもその次の世代にも、歩み続けるように思いを伝えていくことができればと思います。