2021年3月1日

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AgriPoucherその2

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シルバーカーを押しながら、坂道を下って来る祖母。記憶の中のその光景は、いつも色とりどりのお花や野菜を積んでいました。


田舎の小さな畑には家族が食べるには十分な野菜が作られていました。肥やしは家で出たものばかりで、自然の恩恵を受けて季節の野菜やお花が育てられていました。出来る限りの自給自足と、オーガニック野菜がそこにはあったのでした。


私達が暮らす日本は、技術や文明や様々なものの発達によって、いつでも美味しい野菜が手に入ったり地球の反対側のものを食することが出来るようになりました。その一方で、失われたものも沢山あるのではないかと思います。
日本のフードマイレージは一人当たり約7,000tkmと言われており、食料自給率は37%まで低下、食糧の殆どを輸入に頼りきっていると言っても過言ではありません。
なるべく季節ごとにその土地でできたものを食べ、また次の年に繋いでいく。それが私達の血となり肉となり丈夫な身体を作っていく。そんなシンプルで当たり前のようなことにこそ生きていく上での大切なエッセンスが詰まっていると思います。現代に生きる私たちは、便利さの全てを無視して生きることは難しいかもしれませんが、先人の知恵や日本の良いところを出来るだけ取り入れ、またそれを後世に伝承していきたいと考えています。


AgriPoucherに込めた想いは、こんなところにもあります。小さなポットの畑であっても、それをきっかけに食のことを考えたり、作ってくださっているお百姓さんの事を考えたり、命の恵みをいただいていることや、地球のこと、自然の恩恵への感謝であったり。その土地その土地に伝わってきた伝承野菜や、日本の風土にあった季節の野菜や果物。どんな小さなものであっても、それを育て食す喜び。忙しい日常において、土や緑に触れることでひとときの安らぎや癒しを感じていただけると良いなぁと思っています。


前回の土のテスト、少し経過報告です(^v^)第二段階のテストに入り、発芽した後少しずつ伸びてきました。探究心を持ち続け、今後も経過を見ていきたいと思っています。

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