2021年6月1日

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種について考えてみました

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昨日、Instagramにも投稿しましたが、AgriPouchで育てたパクチーとからし菜の種が採れました。


昨年9月30日に種を蒔いてから8ヶ月。種を蒔き、芽が出て、葉っぱが増えてきたところで、少し人間がいただきましたが、その後、花が咲き、種ができ、茶色くなってきたので採種。そのパクチーは枯れて、土へ戻り、新たな種からまた始まります。

これが自然な循環です。

しかしながら、今の日本の農業においては、種は採るものではなく、買うことが一般的となっています。

効率を考えたら、種を採るのは手間暇かかるし、何より、販売価値のない、種を採るだけのための野菜は畑の邪魔者だから、さっさと抜いて、次の季節の野菜を植えたい。これが農家さんの本音なのです。

そして、その農家さんたちの購入する種はほとんどがF1種。

特長は成長が早く、大きさや形が均一で収穫量も多い。農家にとってはとても便利でありがたい種。

ですが、そのF1種の種から育った野菜を食べる消費者側にとってはどうなのでしょう?ここが気になるところです。

いろんな面で私たち人間は知らず知らず、便利と引き換えにいろんな代償を払わなければいけなくなっているのが現状。

このF1種、一応安全だといわれていますが、将来的な安全性は確認できていません。

現在のF1種は「雌性不燃株」から作られています。

「雄性不燃株」とは放射能や化学薬品などを使用して、人工的に作られた子孫を残すことができない株のことで、「不妊植物」とも呼ばれています。

「1代限り」安定して野菜が収穫できることを約束された種。だから、このF1種の種からできた野菜の種を植えると、2世代目は育たなかったり、育ったとしても歪なものだったりします。だから毎年、種を購入するのです。

そのような種から生まれた野菜を継続的に食べることで、人間にどういう影響があるのか、まだよくわかっていません。何もないのかもしれませんし、何かあるのかもしれません。
いずれにせよ、将来的なリスクを拭い去れるものではありません。次世代に生命を繋いでいけるのか?想像力を働かせたら、疑問が出てきます。

残念なことに、市販されている野菜のほとんどはこのF1種だと言われていますし、有機栽培をされている農家さんであっても、F1種を使ってる方も多く、それを見分ける術は私たちにはありません。

更には、F1種のみならず、遺伝子組み換え、ゲノム編集などいろんな操作が行われ始めていて、種の安全、食の安全、次世代へ繋ぐ生命のバトンが今、脅かされつつあるように感じています。

上記についても、聞いたことがある。なんとなく言葉は知っているけど、よくわかっていない。という方も多いと思いのではないでしょうか?私もまだまだ勉強不足です。

地球Laboは「人と地球がHappyになるモノ・コト」を提供する企業。

AgriPoucherのワークショップを通して、ただ楽しく野菜を育てるだけではなく、共に知識や情報の共有をしながら、大切なことについて一緒に考える機会を持ち、積極的に発信していく仲間作りも目指しています。

AgriPoucherのInstagram :ユーザーネーム: agripoucher フォローしてくださるとうれしいです。

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