みえなくてもいるんだよ

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皆さんこんにちは。そしてごめんなさいm(_ _)m

2年以上続けてきた地球Laboジャーナル、お休みを設けた日以外は、どんなに忙しくてもみんなで順番に回してきました。それなのに私は、1週間飛ばし2週目も飛ばし、結局3週間飛ばしてしまいました。。。

地球Laboジャーナルをいつも読んでくださっている方、皆さんごめんなさい。

今回のジャーナルは、テーマは何?ということもなく、

先日ふと、「私が今、子どもだったら何したいかなぁ」と思ったことから始めてみたいと思います。

出てきた答えは、「むちゃくちゃ本を読みたいなぁ」ということでした。

東京中野区にある「東京子ども図書館」という場所があります。子どもと本の幸せな出会いを願って活動されている、日本では珍しい私立の図書館です。

このなんとも平和な空間に、いつか行ってみたいと思いつつ今に至っています。

気づけば桜も綺麗に咲いてしまい近所の小学生は春休みを迎えました。午後、暖かくてやわらかな陽射しが斜めから注ぐ時間、小学校の図書室に居たその時を思い出す時があります。書庫の独特な香りと、ひんやりした感じ、回る図書カード入れが置いてあったカウンター。図書室の先生の顔は覚えてないですが、思い出される光景には確かに存在しています。

文学少女にはほど遠いですが印象深い本は数々あり、その中でも宝島や十五少年漂流記、ハックルベリーフィンの冒険など、冒険ものが好きだったのかなと今更ながら思います。

本の素晴らしさは、読み手の想像力にお任せ、というところではないでしょうか。100人が同じ本を読んでも、100通りの情景がそこにはあります。自分の描いたものが世界で一番面白くて、自分の想像力以上のものはないのだ、そんなふうに私は思っています。

先日、AgriPoucher®︎コンポストのワークショップを、小学校に併設されている学童保育さんで行いました。

最初の挨拶の時に、「私たち地球Laboは、地球を考える会社です」「どうして考えなきゃいけないのかな?」と問いかけると、どんどん手が上がりました。

「ご飯を食べられない人がいるから」「海の生物がプラスティックゴミで大変なことになっているから」「地球温暖化」「ゴミがいっぱいありすぎる」「農家さんが少ない」

などなど。

子ども達の純粋で素直な盛り沢山の意見がとても嬉しく、そしてこんなに色んなことを考えているんだということに少しびっくりと感動を覚えました。

挙がる手はおさまりまりきらず、話を次へ進めました。

この日のワークショップのために、給食残渣を用意してもらっていました。そこには、さっきまで美味しく食べていた給食のパンが3本、手付かずのまま用意されていました。

そしてその日のお汁物の具材。勿論、欠席している児童もいたことでしょう、余剰分があるのも仕方ないことかもしれません。

けれど、日本全体で見るととてつもない量の、まだ食べられるものが処分されているのが現実です。

いつもはそのまま捨てられている給食の残渣だけど、その全ては入れられないけれど今日からはこのコンポストバッグに入れて土の栄養に変えていこう。

そこには、微生物という見えない生き物の力が働いてくれているよ。

そんなことも話しながら、毎日出るゴミの量の話もしながら、実際にコンポストに給食残渣をみんなで入れていきました。

1年生から4年生まで年齢幅のある中で、子ども達の受け取り方は様々であったと思います。全員が全てを理解することはとても難しいです。それぞれがどのように受け止めたかは分かりません。それはそれで良いのではないかなぁと思っています。

全て理解できるように説明することが大切な時もあると思いますが、想像力を働かせてそれぞれがどんなものができるのかイメージしてみるのも楽しいと思うのです。コンポストだって、全員が興味津々というわけでもないと思いますし、最初は興味が無くてもだんだんハマる子もいる。食いつきは良くても三日坊主さんだっている。それは一つの個性でもあるのだと思います。そんな中で、想像の世界と実体験が少しずつ結びついていって腑に落ちていくのではないかなぁと思っています。

そして、大きくなっても心のどこかに覚えてくれていたら、最高にhappyだなぁと思っています。

みんなの想像はどんなものだったのでしょう。このコンポストの実践の先に、もしこれが沢山の場所で繰り広げられていたらどうなるのかなぁ、日本のゴミ減るんじゃないの?とか、種まきしてめちゃくちゃ山ほど収穫できたらすごいなぁ、とか、考えは尽きないですね。

微生物の力を感じることで見えないけれど存在していること、また見えないところにも大切なことが沢山あるんだなんてことも、なんとなく感じてもらえたら嬉しいなぁと私は勝手に小さな欲を出してしまうのでした。

今回はこのあたりで。

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